【目次】

「合うパンツやスカートの色」は?


白ジャケットは、色合わせしやすい万能アイテムです。潔い色をまとい、顔周りをぱっと明るく灯しましょう。配色によって表情が変わる振り幅の広さも魅力のひとつ。まず「合うパンツやスカートの色」をご紹介します。

「黒」でコントラストを授けシックに誘導

 

白ジャケットと相思相愛なカラーといえば、やはり対極にある「黒」。ぱきっとしたコントラストを付けて、シックにきめましょう。アレクサ・チャンは白のカットソーとジャケットに、黒のパンツと小物を合わせ余裕感漂う着こなしを堪能。

「白」のワンカラーなら透明感たっぷり

 

ジャケットと同じ「白」を合わせて透明感溢れる着こなしへ。ワンカラーが間延びしないよう、色味に変化をつけたり、異素材ミックスにするとうまくいきます。

「グレー」でスタイリッシュさを加速

 

白ジャケットのスタイリッシュさを引き立てるなら「グレー」合わせをリコメンド。無機質なカラーと白が組み合わさるとキレよく仕上がります。

「ベージュ/ブラウン」で品よく見せて

 

「ベージュ」と「ブラウン」の落ち着いたカラーを合わせると、白ジャケットを上品に着こなすことができます。柔らかな色を足し、しなやかにまとめて。

「カーキ」を合わせてほんのり辛口に

 

ミリタリーな趣が漂う「カーキ」を合わせることで、キレイな白ジャケットに辛口ムードをひとさじ。格好良く都会的にまとめたいときにおすすめの配色です。

「ネイビー」でクリーンにまとめて

 

フレッシュさを持ちあわせた白ジャケットに寄り添うのが「ネイビー」。瑞々しくクリーンな色合わせになるので、好印象に着地します。

「カラー」自由な配色で着回し幅を広げて

 

白ジャケットの最大のメリットのひとつといえば、合わせる色を選ばないということ。見本のようなオレンジや、レッド、ピンク、イエローなどの「カラー」で彩りを足し、着回し幅を広げましょう。ヴィヴィッドカラーやくすみカラーのように、色味の変化をつけて楽しむのもおすすめ。

「インナー」を変えて印象チェンジ


白ジャケットに合う色をマスターしたら、次は合わせる「インナー」をおさらい。きちんと感を上乗せしたり、抜け感を授けたりと、インナーによって異なる印象を引き出して。

「シャツ」王道きれいめルックを完成させる

 

ジャケットコーディネートにしっくりくるインナーといえば、やっぱり「シャツ」。白のジャケットなら、ベーシックカラーだけでなくカラーシャツとも好相性です。どんな色合わせでも品よくきまるのがポイント。

「ブラウス」を合わせて華やいで

 

シャツよりもデザイン性のある「ブラウス」を合わせ、白ジャケットを華やかに着こなして。ヴィクトリア・ベッカムはフリルのブラウスをプラスして立体感を獲得。フレアデニムパンツで程よい抜け感を授けているのが参考になります。

「カットソー」なら気張らない雰囲気に

 

TシャツやロンT、タンクトップといった「カットソー」を組み合わせると、かりっとした白ジャケットが気張って見えずあか抜けます。カジュアルなインナーなので、見本のようにキャッチーなカラーを選んで着映え力を高めるのもおすすめテクニック。

「パーカ/スウェット」でアクティブムードを醸す

 

「パーカ」や「スウェット」といったスポーティなムードを備えたインナーを選ぶことで、凛とした白ジャケットをアクティブに導き、新鮮に。

「ニット」を合わせ緊張感を解く

 

凛とした白のジャケットに親しみやすさが湧く、心地のよい「ニット」合わせ。シンプルなハイゲージのニットや、ざっくり編みのタートルネックなど、デザインに変化をつけてさらなる着回し力を確保して。

「きれいめ」オフィスにも似合う上品スタイル


ここからは、テイスト別のコーディネートをお届けします。きちんと感、清楚なムードを備えた白ジャケットは「きれいめ」なテイストにフィット。オフィススタイルとしても参考にしたい着こなしをピックアップしました。

バランスよく黒を散らす

 

ゴールドボタンがアクセントの白ジャケットは、程よくゆとりのあるシルエットがこなれ感を醸してくれます。そこに色味に変化をつけた白ワイドパンツを合わせ、軽快さをアピール。インナー、ベルト、バッグを黒で統一すると、全体がバランスよく引き締まって。

ワントーンにすればお洒落心を満たせる

 

クルーネックのインナーに馴染ませるように、白ジャケットもノーカラーデザインを選んで優しげな見た目へ。くすみブルーのカットソーとベージュパンツ、クリーミーな白ジャケットのワントーンなら、お洒落心を満たせるきれいめコーディネートが出来上がり。

ブラウンと黒を合わせ品よく

 

黒で繋いだ上下は、透け感のあるカットソーとツヤのあるスカートを合わせて間延びを解消。そこにビッグサイズがモダンな白のジャケットを重ね、メリハリたっぷりに。ビターなブラウンのツヤ小物が品の良さを助長します。

スウェードパンツを迎えて立体感を確保

 

ノーカラーとクリームホワイト、コンパクトな丈感が上品なジャケットを指名したエルザ・ホスク。タックパンツは、ブラウンのスウェード素材を選ぶとワンツーコーディネートでもしっかり立体的。ストライプハンドルがアクセントのベージュビッグバッグを投入し、優雅な色合わせを意識。

キレイとモードを両立

 

ジャケットの色と揃えた白サテンスカートは、レース切り替えが好アクセント。ワンショルダートップスとTストラップサンダルというモードな黒アイテムを投入すると、コンサバティブになりすぎず今っぽい仕上がりに。

「カジュアル」な着こなしでこなれ感を演出


色合わせしやすいという前提があるからこそ、あらゆるテイストにマッチする白ジャケット。デニムパンツやスニーカーといった親近感のあるアイテムで「カジュアル」に着こなせば、こなれ感たっぷり。オフの日に参考にしたいコーディネートをご紹介します。

こだわり小物でマンネリを解消

 

ゆったりとした白のジャケットに、ライトグレーのパンツを合わせ透明感漂う色合わせへ。グレーとオレンジがアクセントの白スニーカーを迎え、軽快さを後押し。デザインの異なるネックレスのレイヤード、モノグラムバッグで小気味よくまとめました。

オーバーサイズで穏やかな迫力を生み出す

 

パワーショルダーやビッグサイズがモダンな白ジャケットに、ベージュのワイドパンツ、ボリュームのあるサンダルを合わせ、全体をビッグシルエットにすると穏やかな迫力が生まれて着映え力抜群。収縮色である黒をバランスよく配置すればパーフェクト。

キャップとスニーカーで抜け感を授ける

 

起毛感のある白ジャケットと、たっぷりとしたフェザーフリンジスカートを合わせモダンさに浸って。キャップとスニーカーで外し効果を加えると、気張って見えず好都合。白と相性の良い黒小物なら洒落感が倍増。

キレのいい白とアイスブルーを合わせて

 

華やかなノーカラーツイードジャケットは、混じりけのない白を指名して切れ味よく。そこにアイスブルーのデニムパンツを合わせると、スタイリッシュさが加速します。ワイド×ローライズなら、リラックス感も加わりあか抜け。

レイヤード術を使って単調さを防止

 

白カットソー、ブルージーンズ、黒スニーカーの王道カジュアルも、清楚な白ジャケットを重ねればラフに傾きません。これだけでもコーディネートは完結しますが、黒のピンストライプジャケットでかりっと締めると奥行きも生まれて絵になります。

「オケージョン」入学式やお呼ばれなどで凛として


レフ板効果があり、華やかさを演出してくれる白ジャケットは、入学式やお呼ばれなどの「オケージョン」でも役立ちます。気張って見えない、程よい特別感が心地よい着こなしをピックアップしました。

ツヤパンツを投入してミニマルシックを体現

 

ノーブルなクリームホワイトのクルーネックジャケットに、センタープレスパンツを合わせて余裕感をアピール。サテン素材のパンツでツヤを足せば、物足りなさを解消できます。パンプスとクラッチバッグは黒で統一し、ミニマルシックな装いを完成させて。

上品配色に程よいモード気分をトッピング

 

白のジャケットとクラッチバッグ、ベージュのIラインスカートとポインテッドトゥパンプスの掛け合わせなら、しなやかな見た目に。スパンコール付きのスカートとシアーパンプスというデザイン性のあるアイテムを採用するとモダンさを両立できます。

リボン×ボリュームフレアワンピースで華やぐ

 

黒のトリムとリボンがアクセントの白ジャケットは、ショート丈のおかげで脚長効果を獲得できます。そこにたっぷりとしたボリュームフレアワンピースを合わせ、遠くからでも視線を引きつけて。端正なモノクロ配色なら、甘くなりすぎず大人らしさをキープできます。

目を引くオールホワイトルックのつくり方

 

異なるテイストを融合させることで、オールホワイトを成功させましょう。トラッドなジャケットに優雅な総レーススカート、リボン付きパンプスを合わせ表情に変化を付けて。チャンキーなゴールドネックレスが特別感を演出してくれます。

意志あるスーツに優雅なベージュを重ねて

 

ダブルジャケットとパンツのスーツは、凛とした白を選ぶとおのずと背筋が伸びそう。起毛した落ち感のあるコートとビジュー付きパンプスをベージュでリンクし、優雅に見せて。イヤリングとネックレスは、ベージュと相性の良いゴールドをセレクトして調和を取りました。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香