キャリアの仕事シーンにおいて、いわゆる「スーツ」や「ジャケット」という枠にとらわれず、もっと自由で新しいONの日の着映えを叶えてくれるのが「端正セットアップ」。

雑誌『Precious』5月号では、【仕事シーンで映える「端正セットアップ」4つの正解】と題し、ベルテッド、ジレ、ハーフパンツ、シャツ…ONの日に必要なきちんと感はそのままに、新たにワードローブに加えたい「端正セットアップ」コーディネート術をご紹介しました。

今回は、注目セットアップスタイルをまとめてお届けします。

◾️1:「ベルテッド」スタイル|ウエストマークがワントーンを引き締めてエレガンスを印象づける

オーバーサイズの流行が程よいバランスで着地した今、ゆったりとしたシルエットでも、ルーズに着るより、適度なフィット感が求められています。ジャケットにもベルトがセットされたデザインが多く見られるようになりました。特にセットアップの場合、高い位置でウエストマークすることによって、曖昧になりがちなワントーンを引き締めて、バランスアップを図ることが、エレガンスへの近道です。

シルクのセットアップでラグジュアリーを極める贅沢な白のサファリスタイル

シャツ_1,ジャケット_1,パンツ_1,ネックレス_1,ブレスレット_1,指輪_1,バッグ_1,靴_1
シャツジャケット¥591,800・パンツ¥288,200(ブリオーニ)、ピアス¥491,700・ネックレス¥2,046,000•ブレスレット¥1,815,000・リング¥368,500(ブルガリ・ジャパン)、バッグ¥451,000(ヴァレクストラ ジャパン)、靴¥121,000(ピエール アルディ 東京)

上質なテーラード仕立てを施したシルクギャバジンのサファリジャケットとパンツは、艶やかなアイボリーで、このうえなく上品な幸福オーラを放つ。ベルトをラフに結び、スニーカーを合わせて、端正さのなかにカジュアルなこなれ感をプラスしたい。

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Vラインが美しいグレージュのベルテッドジャケット

ジャケット_2,スカート_1,ピアス_1,指輪_2,バッグ_2
ジャケット¥94,600•スカート¥42,900(オンワード樫山〈エステータ〉)、ピアス¥990,000•チョーカー¥2,310,000・バングル 手首側から/¥990,000・¥1,650,000・リング¥1,430,000(内原ホールディングス〈クリヴェリ〉)、バッグ¥383,900(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

カシュクール風の前合わせに、共布ベルトでウエストマークした、女性らしいシルエットのジャケット&スカート。上品なグレージュのワントーンが洗練された佇まいへと導く。軽やかなコットンボイルの二重織り素材はシワになりにくく、さらりとした肌触りが春夏のウイークデーに最適。

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ドローストリングから生まれるドレープで優しい細身シルエットに

ジャケット_3,パンツ_2,ピアス_2,ネックレス_2,ブレスレット_2,指輪_3,サングラス_1
ジャケット¥409,200・パンツ¥278,300(コロネット〈ランバン〉)、ピアス¥638,000・ネックレス¥8,701,000・ブレスレット¥1,166,000・リング¥572,000(ポメラート)、サングラス¥49,500(プロポデザイン)

ゆったりとしたボックスフォルムにレザーストラップでドレープを寄せて、しなやかな細身シルエットへと誘う。さらりとした風合いのサマーウールで、初夏の日差しにも重く見えない、ベージュと黒の糸を織り合わせた奥深いニュアンスカラーが絶妙。細いラペルで囲んだ深めのVラインには、ボリュームジュエリーが似合う。

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◾️2:「ジレ」スタイル|ジャケットの品格を保ちつつモードを加速!肌見せの抜け感も魅力

ここ数年「ジレ」の威力は増すばかり。秋冬にはシャツやニットの上に重ねていましたが、春夏はぜひノースリーブのインナーで軽やかな肌見せを。セットアップにすれば、ワントーンによるIラインが実現。たちまち圧倒的な存在感とスタイルアップが叶います。

おすすめはテーラリングの技を生かした端正なつくりで、肩線がきれいにきまるもの。またフェミニンに華やぎたい日は、光沢素材でふんわりしたボリュームトップでラグジュアリーに。

明るいサンドベージュに白を効かせて、颯爽とヘルシーなONの装い

パンツ_3,ニット_1,ピアス_3,ネックレス_3,ブレスレット_3,メガネ_1,時計_1,バッグ_3,靴_2
ジレ¥56,100・パンツ¥45,100(ザ・ウォール ショールーム〈イロット〉)、ニット¥36,300(オンワード樫山〈エステータ〉)、ピアス¥365,200・ネックレス¥2,130,700・ブレスレット 手首側から/¥1,428,900・¥1,041,700(フォッペジャパン)、眼鏡¥71,500(グローブスペックス エージェント〈アーレム〉)、時計¥5,720,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、バッグ¥270,600(トッズ・ジャパン)、靴¥114,400(ピエール アルディ 東京)

巧みなカッティングで、女性らしい曲線美を引き立てるジレと、ウエストから裾に向けてタックが流麗なシルエットを描くパンツ。フォーマルにも通用する端正なベージュのセットアップに爽やかな白を投入し、ラグジュアリーなスニーカーを合わせて、躍動感溢れるONスタイルに。

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◾️3:「ハーフパンツ」スタイル|リゾート着とは一線を画す、セットアップならではのきちんと感が大人にうれしい

素脚に合わせて、軽快で溌剌とした気分にしてくれるハーフパンツもまた、セットアップで端正さを加えることで、仕事シーンでも出番の多いアイテムになります。ただ、リゾート感が出ないように、艶やかな素材を選び、ヒールが高めのエレガントなサンダルや、ローファーでもモダンなソールを選ぶなど、足元には心を砕きたいもの。ワントーンのインパクトと小物使いの特別感で、都会の夏もカッコよく乗り切ることができそうです。

シルキーな光沢としなやかさをまとう黒でエレガントに仕上げて

ブラウス_1,パンツ_4,イヤリング_1,ネックレス_4,ブレスレット_4,バッグ_4,靴_3
ブラウス¥84,700・パンツ¥71,500(ポステレガント)、イヤリング¥1,038,400・ネックレス¥1,287,000・ブレスレット 手首側から/¥737,000・¥1,386,000(TASAKI)、バッグ¥671,000(ヴァレクストラ ジャパン)、靴¥163,900(ジャンヴィト ロッシ ジャパン)

艶やかできれいな落ち感のあるブラウスとハーフパンツは、黒をベースにしたエレガントなコーディネートで、ひときわ印象的な佇まいに。パールやミニバッグ、レースアップのサンダルなど、端正な小物選びが、ONの日のハーフパンツを洗練へと導く決め手に。

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◾️4:「シャツ」スタイル|凛とした襟元に知性が香る、薄着の季節の上品インパクト

薄着になる季節に、ジャケットに代わるきちんと感を担うのがシャツです。シャツディテールをもつアウターも増えているので、シャツ襟ならではの知性と端正さをセットアップに取り入れることで、ウイークデーの仕事コーディネートの幅がグンと広がります。会食を控えた日には、透ける素材やボウ付きの優雅なデザインを。ウエストアウトして、ベルトを添えれば、ジャケットに匹敵するONスタイルに仕上げることもできます。

スカートの2枚重ねでシアーなセットアップに奥深い魅力を授けて

シャツ_2,スカート_2,ピアス_4,ブレスレット_5,指輪_4,バッグ_5
シャツ¥64,900・スカート¥72,600(リトルリーグ インク〈エブール〉)、シングルピアス¥220,000・ブレスレット 手首側から/¥1,870,000・¥910,800・リング 指先側から/¥605,000・¥517,000(フレッド)、バッグ¥256,300(マルベリージャパン)、インナー/私物

パーティを控えた日のONスタイルに最適な、透けるオーガンジーのシャツで、今年らしいエレガンスをまとう。優雅なハリと光沢のあるシルクオーガンジーのセットアップは、スカートが2枚重ねになった仕様で、オーガンジーを表側にして着ることもできる。

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※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
生田昌士(hannah)
STYLIST :
高橋リタ
HAIR MAKE :
ヘア/TETSUYA YAMAKATA(SIGNO)、メイク/川原文洋(UM)
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
COOPERATION :
公益財団法人 東洋文庫
EDIT :
藤田由美、安村 徹(Precious)